脳と心と身体の一体治療BMB治療院(Brain Mind Body Relief)

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蝶形骨と脳の繋がり

蝶形骨とは?

頭の骨と言うのは蝶形骨も合わせて23個の骨でできています。

その中で他の14個の骨と接しています。

蝶形骨を除いた22個の骨のうち、半分以上の14個の骨と接触していています。

なのでこの蝶形骨を調整するだけで頭の調整が済んでしまうことがあります。

蝶形骨は蝶が羽を大きく広げたような形の骨が眼球のある窪み、眼窩を形成し、頭蓋骨のど真ん中に位置しています。

脳下垂体(全身のホルモンの司令塔)を支えている蝶形骨と下顎骨(顎の骨)は繋がっている

蝶形骨と下顎骨(下顎の骨)にある顎関節は外側翼突筋【顎の中のインナーマッスルで、他の筋肉に比べ重厚でもなく複雑に走行する筋肉ですが、その働きは顎を前や横にずらしたり、円板を介して顎の維持まで担う働き】によって繋がっています。

顎関節が歪むと周囲筋肉の過緊張が起こり、蝶形骨や脳に直接影響する

ほかにも蝶形骨と下顎骨は内側翼突筋【咀嚼筋の4つの大きな筋肉のうちの一つです。

下顎を持ち上げ、口を閉じます。また、下顎を左右に動かすは、食べたものをすり潰す働きをしています。

下顎骨(下顎の骨)の歪みは顎関節の歪みであり、頭蓋骨(噛み合わせ)と身体への影響もきたし、周囲筋の状態の変化をきたすので、そこに繋がっている蝶形骨も直接影響を受けていると言えます。

この噛み合わせの調整により、直後に腰痛に変化が見られる場所もあります。

噛み合わせの調整中や調整前後に顎関節の動き、周囲筋の状態の変化を指標として常に細かく確認し、下顎骨と蝶形骨を繋ぐ外側翼突筋の緊張を確認します。

蝶形骨を調整すると脳下垂体(全身のホルモンの司令塔)が正常に働きストレスを和らげ体が楽になる

蝶形骨の上には下垂体【脳の真下にあって、多様なホルモンを分泌する内分泌器官】という脳の一部があり、その周囲には硬膜静脈洞があり、内頚動脈があり、脳神経が走行しています。

つまり、脳へと繋がる血管、リンパ、神経の重要な交通路であるということです。

そこには脳脊髄を包む硬膜も存在することを忘れてはなりません。

頭蓋骨が歪み、蝶形骨にストレスがかかっている状態であれば、この部分にもストレスがかかっている可能性は高く、脳低部の血流に問題が起きてくる可能性も十分に考えられます。

又、噛み合わせの調整により蝶形骨へのストレスが軽減され、脳下垂体周辺から脳低部の血流に微細ながらも変化がおき、その結果として腰痛の状態に変化が起きているという可能性が考えられます。

このような症状のある方にオススメです

食い縛り、歯ぎしり、顎の痛み、顎関節症、顔の痛み、顔の歪み、耳鳴り、耳周りの痛み、頭痛、片頭痛、ホルモンバランスの乱れ、不眠、睡眠障害、様々なストレスによる緊張やこわばり等。

コルチゾール(ストレスホルモン)とは

コルチゾールは、副腎皮質ホルモンから分泌されるホルモンの1つです。

主な働きは、肝臓での糖の新生、筋肉でのタンパク質代謝、脂肪組織での脂肪の分解などの代謝の促進、抗炎症及び免疫抑制などで、生体にとって必須のホルモンです。

例えば、その炎症を抑える働きから、ステロイド系抗炎症薬として治療にも広く使われています。

また、ストレスを受けたときに、脳から刺激を受けて、分泌が増えることから『ストレスホルモン』とも呼ばれています。

分泌されたコルチゾールは、各標的器官にて効果を発揮しますが、その濃度が高くなると、脳の『ネガティブフィードバック機構』によって、自身の分泌が抑制され、その濃度を低く保つように制御されています。

しかしながら、過剰なストレスを受け続けると、この機構が壊れて、コルチゾールの分泌が慢性的に高くなり、これが、うつ病、不眠症などの精神疾患、生活習慣病などのストレスの関連疾患の一因となることがわかってきています。

またこのホルモンは過剰なストレスにより大量に分泌された場合、脳の海馬を萎縮させることが、近年のPTSD患者の脳のMRIなどを例として観察されています。

海馬は記憶形態に深く関わり、これらの患者の生化学的後遺症の1つとされています。

脳と心と身体は密接に繋がっているのです。

山元美代子